海底二万里を読み始めた。
今更ですけど、ジュールヴェルヌの「海底二万里」を読み始めました。
これ、面白いです。なんで今まで読まなかったんだろうとちょっと後悔・・・
まだ読み終わったわけではないので、レビューとはいきませんが、読み始めた自分が感じているワクワク感が伝わったら嬉しいです。
導入のあらすじをザックリ説明すると、
時代は1866年、大西洋に謎の海難事故が多発。原因を、未発見の海中生物によるものと考えたアナロクス教授が、使用人のコンセイユと共に高速フリゲート艦に乗り込み正体を解明する航海に出る・・・といった感じでしょうか。
導入の部分でも十分に読み手を引き込む力を持った海洋冒険ロマンだと思います。
何よりまず、当時の世界状況、科学や造船技術等への著者の知識に裏付けられた説得力のある世界観。そして随所に挿入された密度の高い挿絵版画。
読んでいるうちに、目の前にヴェルヌの世界が広がっていくようです。
自分には見当もしない装置や環境であるにもかかわらず何だか肌身にそれらを感じ取れるような・・・。小説では当たり前といえば当たり前なのかもしれないけれど、なんというか、表現に時代独特の「厚み」があるんですよね。
タイムスリップする感覚と言ったら良いでしょうか。その場の生活音、機械音が聞こえてきそうです。
今の時代に読むからこそのトリップ感があります。
何でもそうだと思いますが、冒険の始まりというのはワクワクするものです。
果たしてこの広い海の底では、一体何が起こっているのか?
謎の海中生物は本当に教授の予測通り、巨大イッカクなのか?
出典 イッカク - Wikipedia
世界中で発生している事件を解決するために、主人公たちは当時最先端の船と技術を持って海に乗り出します。
このワクワク感、出版当時はもっとドキドキしたんだろうなと、思いを馳せてしまいます・・・
海に出たフリゲート艦は、長い探索航海の末、事故の元凶である謎の生物?に遭遇します。
最新鋭の船をおちょくるような行動をするそれの正体は、一体何なのでしょうか・・・
冒険物にネタバレは禁物ですので、これ以上は書きませんね。
読んだことのない方は是非、この冒険に一緒に立ち会ってみましょう、きっと思いもよらない不思議や発見があると思います。
- 作者: ジュールヴェルヌ,Jules Verne,村松潔
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/08/27
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